「母を片づけたい」は、毒親に支配されて育った主人公高嶋あがささんの実体験を基にした漫画です。
汚屋敷で育った家庭環境から整理整頓が苦手なあがさは、片づけの仕方を学び、客観的に母親を分析することで、母からの呪縛を解くまでを描いたお話です。
結末まで読んだわたしの感想をまとめ、最終回のその先はどうなるのかをネタバレありで考察していきます。
漫画のポイント
- 部屋中にゴキブリが徘徊する汚屋敷で育ったあがさ
- 母親は性に関することなどであがさを精神的に攻撃する毒親
- 学習や成長で問題が出るほど栄養面などで育児放置された弟
- 汚屋敷問題と父の浮気問題が重なり別居することに
- 一人暮らしやルームシェアを経験し、掃除スキルを身につけていく
- 掃除をすることで毒親の呪いを解いていくという自信に繋がった
家中にゴキブリなんて想像するだけで…!!
一体どうやって暮らしていたんだろう。
ここから先は詳細なネタバレを含みます。
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「母を片づけたい」をネタバレありで30秒で振り返る
- 主人公あがさの母親は部屋を片付けられない、かつ、あがさを精神的に追い詰める毒親
- 部屋中をゴキブリが徘徊し、食事もままならない汚屋敷で育つ
- 勝手に片付ければ、怒り狂って阻止する母親
- 父親の浮気問題を機に母親と別居するあがさと弟と父親
- 自分が掃除できるようになることで自信をつけられるようになったあがさ
- そういった自信が、自らの育て直しに繋がる
「母を片づけたい」のネタバレ感想とキャラの考察:汚屋敷育ちの後遺症と向き合うあがさ
主人公のあがさは、汚屋敷育ち&毒親という環境の中でも、自分を見失わず成長してきました。
自分の部屋で自炊するなど、自分のパーソナルスペースを守り、自分を保ってきたのです。
そして、汚屋敷育ちがゆえに自分自身が整理整頓が苦手であることも把握しており、最初から自分の管理できるように物を配置するなど、自分を客観的に見ることができます。
掃除することで幼い頃の自分を癒し、自分を肯定できるようになった姿がとても魅力的です。
高嶋あがささん『母を片づけたい---汚屋敷で育った私の自分育て直し』読了。やはり完全に虐待案件だった。なのに淡々とした暢気感が本書でも漂っていて、これはどういうことだろうと謎に感じる。ものすごく素直な人なんだろうな。いずれにせよこの著者と弟さんは大したサバイバーだ。
— 伊藤絵美 (@emiemi14) February 20, 2018
「母を片づけたい」のネタバレ感想とキャラの考察:汚屋敷の主の母親
主人公の母親。外面では教師という職に就きながらも、家ではごみ屋敷の主であり、あがさとユウとネグレクトし、時には暴力も振るっていました。
そんな行為をしながらも、「老後の面倒を見てほしい」や「お金がほしい」など、子供に無心する姿になんともいらだちを感じます。
本作では母親とは別居しているようですが、このような毒親の圧力からも抜け出してほしいと願わざるを得ません。
「母を片づけたい」のネタバレ感想とキャラの考察:ネグレクト環境でも生き抜いた弟
あがさの弟。母親からの精神的攻撃は受けなかったものの、その分放置されて育ちました。
家では食事さえもまともに与えられず、学校での給食はまさに彼の生命線で、毎日友人宅で夕飯をとるほどでした。
そんな育ちがゆえに、母親とは連絡も取っておらず、極端に物に執着を持たない性格となったのです。
このように自分の子供を放置する人間が教師の職に就いているとは本当に信じられないですよね。
「母を片づけたい」のネタバレ感想とキャラの考察:存在感の薄い父親
あがさの父親。作品上ではそれなりに登場するのですが、妻のネグレクトやゴミ屋敷に対してどのように対応していたのかは、本作ではあまり描かれていません。
せめて父親だけでも親身に子供たちに向き合ってくれていたらと願わざるを得ません。
唯一良かった点は、妻との別居を決めたことでした。
きっかけは自身の浮気問題だったのですが、汚屋敷を出て、ネグレクト環境から開放されたことは子供たちにとっても大きなプラスとなったことでしょう。
「母を片づけたい」をネタバレありでその後を考察
母親とは別居中という時点で本作は終わっていますが、今後の考察を予想して書いていきたいと思います。
本作の中で母親は、仕事をリタイヤした後の生活のサポートと老後の介護をあがさ達に要求しています。
このことから、あがさ達は別居中ではあるものの、完全には母親の支配から抜け出せていないことが分かります。
私は、母親の面倒をみることと引き換えに、汚屋敷状態の実家をキレイに清掃することを交換条件として提示するのではと予想しています。
作中では頑として物を片付けない姿勢を貫いていましたが、介護と引き換えにどう母親が動いていくのか注目ですね。
「母を片づけたい~汚屋敷で育った私の自分育て直し~」の見どころさんとしては、
— 三沢文也a.k.a.青二才 (@tm2501) November 30, 2019
・今まで色んな毒親話を聞いてきたけど、その中でも最強の話が読める
・しかも、セクハラとネグレクトと汚屋敷の三段攻撃
・共感しかない毒親後遺症に、毒親経験者のぼくもヘドバンしながら読むほど
ってとこかな pic.twitter.com/XnttKqg8X2
「母を片づけたい」のネタバレが面白かった人におすすめ
「母を片づけたい」は、毒親かつ汚屋敷住人である母に育てられたあがさが、掃除スキルを身につけることによって、過去の自分を癒す過程を描いた漫画でした。
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毒親マンガでオススメなのは「母は汚屋敷住人」です。
幼い時からゴミだらけの家で育ち、時には虫入りのご飯まででてきた壮絶な生活が面白おかしく描かれています。実話なのが恐ろしいところ…。
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母は汚屋敷住人のネタバレありの結末感想!高嶋あがさ作品ブログ感想文
共感できる毒親マンガとしては「母がしんどい」をお勧めします。過干渉でヒステリックな母親にふりまわされ続けるエイコの姿。
結婚すらまともに祝えないエイコの母親の姿を見ると、これって毒親あるあるだったんだ、と気づかされました…。