「ゆがみちゃん」は、毒家族からの脱出を描いた実話に基づくコミックエッセイです。 主人公ゆがみちゃんを取り巻く壮絶な人間関係に背筋が凍ります。
結末まで読んだ私の感想をまとめ、最終回のその先はどうなるのかをネタバレありで考察していきます。
この漫画のポイント
- 嫁姑の争いの板ばさみになるゆがみちゃん
- 家族から受ける理不尽な兄妹差別
- 「家族」という縛りで子供を支配
- 祖母から父、父からゆがみちゃんへと連鎖する「毒」
理不尽OF理不尽な家族から抜け出した実話です!毒から抜け出したい方は是非!
ここから先は詳細なネタバレを含みます。
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ゆがみちゃんをネタバレありで30秒で振り返る
- 様々な依存に支配された家族の下で育ったゆがみちゃん
- 自分は正しいと信じ込む家族から絶え間ない人格否定を受け続ける
- 自らの意思も感情も持つことを許されなかったゆがみちゃんは家から出ることを決意
- 脱出後も続く、家族の威圧と脅しに病むゆがみちゃん
- そんな中、いやしさんと出会い、交際を通して心の不調が回復していく
- いやしさんとの結婚に立ちはばかる「毒家族」の壁
- 自己分析で「毒」の連鎖に気付き、幸せになるため自分の人生を生きることに決める
自力でこの毒家族から抜け出せたのはすごすぎる…!
ゆがみちゃんのネタバレ感想とキャラの考察:家族からの洗脳にも自分を見失わないゆがみちゃん
ゆがみちゃんは精神的に非常に強く、分析をしっかりした漫画を描かれるほどしっかりした女性であることがわかります。
親、兄、祖母からの心理的虐待に心を病みながらも、自分自身に「これでいいのか?」と問いかけ、毒家族からの脱出を決意した姿には勇気をもらいました。
脱出してからは押さえ込まれていた自分を少しずつ解放し、自分の意思や感情を取り戻していきます。
あまりの家族からの追い込みに、自殺すら考える場面もあるのですが、結局は「まだ死にたくない」という自分の本音に気付き、どんどん自分を大切にしていくゆがみちゃんの変化に注目です。
私自身も毒親を持つ身なのですが、自分自身の働きで家を出ることができたゆがみちゃんの姿は毒親持ちに希望を見せてくれました。
毒親あるあるなのか…?と思った
— 焼きハラス (@aramaki_jaket) 2019年9月21日
というか、ゆがみちゃん、宗教とか抜いたらほぼ私と似た感じなんだよな…めちゃくちゃ分かるんだよ…
環境だけじゃなくて本人の精神状態とか、周囲に対する感じとか…
まともな旦那さんと知り合ってカルチャーショック受けるとか解毒されていったとかも一緒で…
ゆがみちゃんのネタバレ感想とキャラの考察: 八つ当たりでしか発散できない母
ゆがみちゃんの母。幼いころゆがみちゃんと同じく親から抑圧されていたのか、自分自身でストレスの発散が出来ず、抱え込んだ毒をゆがみちゃんにぶつける一方で、ゆがみちゃんの兄は溺愛します。
主に姑との争いによるストレスをゆがみちゃんへの八つ当たりで解消していました。
真っ先にゆがみちゃんの心を守るべき立場の母親なのに、子供を自分の支配下に置く言動に憤りを感じます。
私自身が子育て中であることもあり、同じ母親として恥ずかしさを感じました。
人として、大人として許せない…!
ゆがみちゃんのネタバレ感想とキャラの考察:子供を支配する父
ゆがみちゃんの父。ゆがみちゃんの祖母、つまり自分の母親から抑圧された幼少期を過ごし、そのまま親になってしまいました。
自分も母親から逃げたかったけれど世間体を気にし、親への反発心を抱えたまま大人になったことで、自分の子供たちにも自分と同じであるべきだという暴論で子供を縛ります。
ゆがみちゃんの兄には金銭を渡すことで支配し、ゆがみちゃんには「家族」という常識を振りかざして支配しようとします。
いるんですよね…こういう人。私の会社にも、「自分のときはこうだったから、お前もこうしろ!」なんていう人がいます。自分の欠点を相手に投影して、自分と相手を同一視しているんですね。
人は人、自分は自分という境界線が引けてない人は、相手が自分の思うように動かないとすぐ八つ当たりして解消するので、できるだけ関わらないことが大切です。
ゆがみちゃんのネタバレ感想とキャラの考察:宗教への依存と自分が一番正しいと妄信する祖母
ゆがみちゃんの祖母。自分が信じている宗教や、自分の意見が全て正しいと思い込んでいて、自分と異なる意見で逆らおうものなら人格否定の言葉を浴びせていました。
そのように育てられたゆがみちゃんの父もまた被害者です。祖母から父、父からゆがみちゃんへと続く毒の連鎖がこの家族を支配しているのでした。
「私の信じている宗教はすごい!そんな宗教を選んだ私もすごいんだ!」と自画自賛し、自分を正しいと思い込む祖母自身もまた、幼いころ自分を認めてもらうことが出来ずに育ち、毒を抱えたまま大人になったのかもしれませんね。
ゆがみちゃんをネタバレありでその後を考察
ストーリーの終盤、ゆがみちゃんは自己分析をすることで、自分にまとわりつく毒の悪循環を改善する方法を考えます。
ゆがみちゃんは毒に苦しんだ過去の自分と向き合い、そんな自分を認めてあげることで、主体的に自分の人生を歩んでいこうとする明るい展望で物語は終わっていきます。おそらくいやしさんと平和な結婚生活を送っていくのでしょう。
私はまだ毒親と共存しているので、非常に羨ましいです!毒親と同居しながら子育てをしているので、もちろん毒の連鎖も怖いですし、毒親が孫を直接支配しにかかるのでは?とモヤモヤが毎日止まりません。
この漫画を読んで、毒親と私の子供が、祖母とゆがみちゃんの関係のようにならないか心配になりました。私もゆがみちゃんの勇気を見習って、1日でも早く自立したいです。
私の予想する今後の展開を書きます。
いやしさんとの間に子供が生まれ、ゆがみちゃんは母親となります。ですが、ここにはもう毒の連鎖はありません。
ゆがみちゃんは母として、子供を肯定し、自分が受けられなかった母親からの愛情を我が子に注ぐことで、また一人の人間として成長していくのです。
ゆがみちゃんのネタバレと考察が面白かった人にオススメの漫画
ゆがみちゃんは毒親とは何か、そして毒から抜け出す方法を詳細に伝えてくれた漫画でした。
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毒親漫画で非常に面白かったのが「酔うと化け物になる父が辛い」です。
「酔うと化け物になる父がつらい」では宗教にはまった母とアルコールに依存した母に育てられた過去が描かれています。
中学2年生のときに母が自ら命を絶ち、泥酔した父の面倒をみる壮絶な毎日が始まりました。
父親が病気で亡くなり、漫画に描けるようになるまでを克明に描いています。
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「酔うと化け物になる父がつらい」のネタバレ結末解説、全員が被害者の物語
共感できる毒親マンガとしては「母がしんどい」をお勧めします。過干渉でヒステリックな母親にふりまわされ続けるエイコの姿。
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母がしんどいの最終話、漫画の結末ネタバレ感想!父の手紙の内容とその後のラストまで