君の名はの新海誠監督の最新作、天気の子を見てきました!
感想、考察をネタバレあり版とネタバレなし版に分けて書いていきます。
私の総評を先に書くと
- 天気の子は超おもしろいから絶対見に行くべし!
- キャラクターの機敏と成長が伝わってくる感動作
- 貧困、家族の問題から解毒した少年&少女の物語
です。
めっちゃくちゃおもしろかったよー!!!
天気の子ネタバレなしの感想
天気の子をネタバレなしで見所紹介
天気の子は登場人物の心の動き、それぞれの抱える辛さの克服と成長を描いた感動の物語です。
思春期の子どもたちの抱える辛さ、そしてそれに立ち向かう姿がまぶしかった。
小栗旬演じる須賀は大人なのですが彼も物語を通じて成長しておりこちらをメインにみるのも面白かったですよ!
天気の子のネタバレなしでキャラクター感想
魅力的なキャラクターにあふれている天気の子。
主人公の 帆高(ほだか)は泥臭く一生懸命な青年で応援したくなる存在、ヒロインの陽菜(ヒナ)は可愛くて頑張り屋さん。
そしてヒナの弟の凪(ナギ)はめーちゃくちゃかわいい!君の名はの四つ葉と並んで最高のキャラでした!
須賀圭介(すがけいすけ)と夏美(なつみ)は子どもたちだけの世界にアクセントを入れる大人たち。2人が大人の目線をしばしば入れてくれるので、アラサーの私にも感情移入しやすくなっていました。
天気の子のネタバレなしで声優の感想
全員バッチリ決まっていて、特に小栗旬はハマり役でした!
前評判では本田翼の声が合わないと言われていましたが、映画を実際に見てみると本田翼と気づかないくらい自然でした。
天気の子ネタバレありの感想
※ここから先ネタバレするのでご注意ください。
ヒナ、保高がそれぞれ抱えていた辛さとそこからの成長に胸を打たれました。ヒナは母を亡くし中学生という若さで貧困と立ち向かいます。
弟のナギに良い生活をしてほしい、だれにも頼らず2人だけで生きていきたい、ヒナはおそらく過去に親戚のところをたらいまわしにされたりなど、辛い目を見てきたのでしょう。誰にも頼らず、自分たちだけでも大丈夫と強く生きる姿に感動しました。
強く生きようとするヒナですが、幼さゆえの愚かさが所々に見られて、そこがまたリアルでした。
マクドナルドをクビになり、体を売ってでも稼ごうとしたり、体を犠牲にして天気を晴れにする能力を3000円という低価格で売ったりと、子どもだけで頑張ると搾取の対象になり自己犠牲が働きすぎてしまうのだと思うと胸がしめつけられました。
ヒナにとってほだかは救いでした。弟の前ではお母さんの役割をたし、年相応の生活ができなかったヒナはほだかと一緒にいることで子どもらしい自分が取り戻せていました。
そしてほだかにとってもヒナは救いでした。
ほだかが家出をして東京に来てからは街をさまよい、ホテルからも仕事からも拒絶され、お金もなくなってしまいます。
ホームレス生活同然になり、家に戻った方が安全なはずなのにかたくなに家に帰ろうとしないほだか。それほど家庭の状況は複雑で、島の社会も狭く逃げ出せなくなっていたのでしょう。
ボロボロに殴られて家出をして、ずっと息苦しい思いをしていたほだかにヒナが居場所をくれたことが嬉しかったに違いありません。
東京の異常気象を治すか、ヒナをとるかという究極の選択で、ほだかはヒナを選びます。
お天気ビジネスをしていた2人は、天気を作ることがどれだけ人々の救いになるかを知っていました。そんな事関係ないとヒナを選ぶ姿は、若さとエネルギーにあふれていました!
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天気の子の評判が悪い理由、つまらないと思う人の傾向を考察
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ちなみに新海誠監督の過去作品、「秒速5cm」、「言の葉の庭」、「星を追う子ども、雲のむこう」、「約束の場所」はアマゾンprimeに初月無料で登録することで全て見ることができますよ