「母は汚屋敷住人」は高嶋あがささんのゴミを捨てると激高する異常な母親を、ポップな絵柄でおもしろおかしく描かれていた作品です。
今回は「母は汚屋敷住人」をネタバレありであらすじを解説し、結末までの感想を書きます!
漫画のポイント
- 食べ物や飲み物から虫が出てくる生活
- 母「ゴミじゃない!宝物!」(ネズミにかじられた鞄)
- ゴミの重さで家がきしむ
- 捨てたら捨てた分だけ母がゴミを拾うため物が増えていく…
私のざっくりした感想は
母親に普通の生活をさせることは無理だし責任を感じることもないから、一刻も早く逃げて…
ここから先は詳細なネタバレを含みます。
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母は汚屋敷住人のネタバレありの30秒でわかるあらすじ、結末まで
- あがさは小さいころからゴミ屋敷で育つ
- 仕事をきっかけに一人暮らしの母と同居を開始
- 母の家はゴミ・虫・ネズミだらけでお風呂も使えない状態
- あがさはゴミ捨て・家の修繕に奮闘するが、母は捨てたゴミを拾って帰ってくる
- 母がアガサの猫を虐待するようになり、アガサはゴミ屋敷掃除を諦めて母と別居した
あがさが一生懸命分別して捨てたゴミを家に持って帰って怒るんだよ?もう無理でしょ?
漫画の詳細なネタバレあらすじと感想を書いていきます!
母は汚屋敷住人のネタバレありのあらすじ、結末までの感想
母は汚屋敷住人のネタバレありのあらすじ1: 汚屋敷育ちの娘、実家に帰る
あがさの育った家は汚屋敷で、賞味期限の切れた食べ物がぎっしり詰まった冷蔵庫、ベランダには動物の死骸という状態でした。
あがさは大学入学とともに実家を出たのですが、社会人になってから家賃の節約と母の面倒を見るために10年ぶりに実家に帰ることを決意します。
母が一人で住んでいるのは前の住人が自殺したいわくつき物件。 あがさは引っ越し当日、ゴミに埋め尽くされた家を目にします。
汚屋敷に住み始めるとネズミや虫との闘いが始まりました。
それに加えて家のトイレも風呂などありとあらゆる部分が壊れており、修理の話を持ち掛けると母は「お金がない」と突っぱねます。
ゴミを捨てるにも母は全て必要なものと捨てさせてくれない状態が続きましたが、家に倒壊の恐れがあることに気づいたあがさは、ゴミを一掃することを決意します。
母がゴミを捨てさせてくれないのが意味がわからなすぎる…。
ネズミも虫も住んでいる家って、もはやホームレスのほうがましなのでは…
母は汚屋敷住人のネタバレありのあらすじ2: 最大の敵は同居の母
母に気づかれないようパートに出かけている隙に、あがさは次々とゴミを捨てました。
タンスの奥に眠っているカビだらけの鞄やネズミにかじられた衣類を捨てていきます。
母は捨てたことに気が付くとゴミを持ち帰ってしまうので、あがさはシュレッダーした紙の中にゴミを埋めて捨てました。 ネズミ捕りの罠を仕掛け、ネズミの駆除にも成功します。
ゴミを捨てるのすら苦労するって、掃除がハードすぎるよ…
そんなある日、あがさは友人から猫を譲ってもらえることになりました。
母は汚屋敷住人のネタバレありのあらすじ3:片づけられない母、片づけたい娘の決着
あがさはどんどんゴミを捨てていきました。 大きすぎるごみは粗大ゴミとして出したり、チェンソーで解体して出すなど力仕事もこなします。
母と同居を始めて2年で、捨てた量はトラック2トンを超える量でした。
単位がトン!もうドキュメンタリー化してほしい!!
しかしあがさが捨てた以上に母はゴミを拾ってためていきます。
母は親族とのトラブルのストレスをあがさの猫にぶつけ、猫をたたくようになっていました。
あがさは猫の安全のため、母を諦め父親と弟の暮らす家に引っ越すのでした。
猫のフンが入っているゴミ袋をあさる母親はあきらめた方が良いよ…
母は汚屋敷住人のネタバレありのあらすじ4:未解決案件
あがさが 父と息子が暮らす家で暮らし始めると、全員がきれい好きで落ち着いた生活が待っていました。
父の家には母の部屋が用意されているのですが、その部屋すらゴミだらけになっていたので父、弟、あがさの三人がかりで整理をしました。
そこには使わないソファーや、20年以上開けていない紙を詰めた箱の山がありました。
家具を燃やし、ゴミを出すことで父の家の母の部屋は片付きましたが、母の住む汚屋敷は片づけられませんでした。
汚れる原因の人が住んでる限り掃除は無理だよね…。
あがさは弟と母が亡くなった後に家を片づけることを誓うのでした。
「母は汚屋敷住人」のネタバレありの結末の感想
巨大なゴミが次々と捨てられていくシーンや汚れが消えていく描写が、すっごく気持ちよかったです。
キッチンの頑固な油汚れがふき取れた時にうっとりしちゃうんですが、あの感覚に近い。
母親の異常さはホラー漫画さながらのドキドキ感を持ちながら読みました。
私の毒父もゴミを集める癖のあるゴミ屋敷人間だったので、あがささんは相当苦労しただろうなぁと同情しました(周りの目が痛いんだよね…)
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ゴミを拾ってくる母親がHoarder(ホーダー)という病気と解説されており検索してみると
物をためて、将来使用するためにそれらを隠す人
https://ejje.weblio.jp/content/hoarder
とピッタリの言葉が出てきました。アメリカではすでに病気として確立されているんですね。 毒父もそれだったのか…?借金もしていたしそれ以外の問題も多々あったけど…。
あがささんは猫の事件きっかけで別居していますが、母親をきれいな家に住まわせることは無理ですし、ましてや母を今更まともな人間にすることは不可能なのできっぱりと諦めることをお勧めします。
「母は汚屋敷住人」のネタバレありの結末の感想が面白かった人にオススメ
「母が汚屋敷住人」は異常な母を持つ悩みがリアルに伝わってくる物語でした。
アガサさんが楽しくギャグテイストで描いているので楽しく読めますが、このポップな絵柄がなければ母親の異常さが重すぎてドン引きでしたね…。
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「母が汚屋敷住人」のように母親が子供の性格形成に悪影響を与える親は毒親と呼ばれています。
共感できる毒親マンガとしては「母がしんどい」をお勧めします。過干渉でヒステリックな母親にふりまわされ続けるエイコの姿。
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