漫画「母を片づけたい」は、「母は汚屋敷住人」に続くコミックエッセイです。
部屋を片付けられない母親を持った主人公高嶋あがさの実体験に基づいたお話です。
この本を読んだ私が、ネタバレ有りで感想を書いていきます。
「母を片づけたい」ってどういうこと??
早速あらすじを見ていこう!
ここから先は詳細なネタバレを含みます。
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「母を片づけたい」第1章
「母を片づけたい」ネタバレ第1章 あらすじ解説と感想
第1章では、あがさの家族と毒母に振り回された家族のエピソードが描かれます。
主人公あがさは、弟のユウと父の3人暮らし。
母親のミツコはごみ屋敷に住む汚屋敷住人で3人とは別居状態です。
そんな母親に育てられたあがさと弟は、いわゆるネグレクトな生活環境で育ちました。
常に家中をゴキブリが徘徊しており、食事にも虫が入り込むような住環境でした。
そのような環境で育ったため、弟は友人宅で出された紅茶のシフォンケーキ内の茶葉を、ゴキブリのフンを見間違えるほどでした。
また母は、娘のあがさの性や異性関係にも異常なほど関心がありました。
あがさの生理痛の話を深掘りしてきたり、性交の有無を気にしたり、娘のあがさをしばしば精神的に攻撃していたのです。
また、塾で仲良くなった男子に年賀状を出すために住所を聞いただけで、母親はあがさが男をたぶらかしたのだと思い込み、あがさに暴力を振るったのです。
しかも、隣近所に見られないように、わざわざ薄暗い部屋でカーテンを入念に閉めて叩いていたことにあがさはゾッとするのでした。
そんな毒親兼汚屋敷住人の母親は、料理がかなりド下手でもありました。
特に放置されて育った弟のユウは、学校の給食が命綱という有様。
さらに毎日のように同級生の家でご飯をご馳走になって、夕飯をまかなっていたのです。
当時は栄養失調のせいか、身長も低く、学力レベルも追いついていませんでしたが、後に祖父母の家で生活するようになり、身長も伸び、大学でも優秀な成績を修めるまでになりました。
一方あがさも、まともな料理が出てこないなら自分で作ろうと思い立ちますが、自宅のキッチンはもはや惨状。
賞味期限切れの食材に、ドロドロのシンクという有様に、心砕かれるあがさなのでした。
そんなあがさ家では、唯一父の作る料理がまともでした。
それゆえ「母の味」ならぬ「父の味」があがさと弟2人にとっての家庭の味だったのです。
別居生活中のとある日、親の生前整理を強行します。
あがさたちが別居中に住んでいる家でも、母親のものが場所をとっていたのです。
結局母親の荷物は内緒で破棄。
父親の思い出の荷物も、あがさたちの説得で快く整理することに成功したのでした。
あがさは以前、汚屋敷から脱出し、ルームシェアと一人暮らしを経験してます。
母親から解放されたあがさは、自分の好きなままに清潔な部屋で生活をすることが出来たのです。
しかし汚屋敷育ちの後遺症なのか、収納棚を使いこなしたり、衣服の整理などは苦手でした。
そんな中、あがさは毒親を持つ自分と同じ悩みを抱える人々があまりにも多いことに気付き、「片付けられないのは何かの病気で、治療法があるのでは?」と思い始めます。
調べる中で、片付けられない人の中でのいくつかの行動パターンに分けられることが判明しました。
パターンに応じて、うつ病だったり、統合失調症だったりする可能性が出てきます。
また、あるパターンでは、最近よく言われる大人の発達障害の可能性も考えられるそうで、あがさの母親も発達障害の中でもADHDに該当するのでは、とあがさは疑っていました。
このように母親の特性を調べていく中で、あがさは自分の掃除ノウハウを獲得していき、自分の手に負える物量のキャパシティを把握することが出来たのです。
またあがさには汚屋敷、毒親育ちの後遺症がもう1つあります。
それは、物事を後ろ向きに捉えてしまうことでした。
友人からの指摘が、あがさが向き合うべき「毒親」「アダルトチルドレン」への突破口となったのです。
あがさは母親の影響で世間や他人の価値観と自分の気持ちの境界線が分からなくなっていましたが、それが母親に刷り込まれた考えということが分かり、自分なりの対処法を見いだしていくのでした。
「 母を片づけたい」ネタバレ第1章総括
母を片づけたくなる理由がよく分かりました・・・
こんな環境でも成長できたことが奇跡・・・!
「母を片づけたい」第2章
「母を片づけたい」ネタバレ第2章 あらすじ解説と感想
この章では、汚屋敷育ちのあがさが、部屋の片づけを学習するまでを描いた話です。
あがさは人生で11回の引越しを経験しており、その経験があがさの汚部屋体質を強制的に変化させました。
引越しに伴う荷物の整理や入居したてのキレイな部屋で過ごした経験が元になっているのです。
また、掃除本からのアイデアも活用していました。
汚屋敷育ちのあがさには、片づけをどのようにしていいのか分からず、棚や押入れの活用の仕方も不得手だったのです。
様々な収納法や掃除法を試し、失敗や成功を繰り返す中であがさは自分に合った収納方法を習得していくのでした。
そうして自分にあった方法を見つけるたびに、あがさは自分を立て直し自信も取り戻していくのでした。
その過程はまるで、母にかけられた呪いを一つ一つ片付けていくステップのようだったのです。
「 母を片づけたい」ネタバレ第2章総括
自分は母親と同じようになりたくない・・・!
そんな思いが伝わってくるほど努力されたんですね!
「母を片づけたい」 その後の考察
漫画を読み終えた私が、この話の今後の展開を予想します。
現在母親と家族3人は別居状態ですが、本作の中で母親は仕事をリタイヤした後の生活のサポートと老後の介護をあがさ達に要求しています。
このことから、あがさ達は別居中ではあるものの、完全には母親の支配から抜け出せていないことが分かります。
私は、母親の面倒をみることと引き換えに、汚屋敷状態の実家をキレイに清掃することを交換条件として提示するのではと予想しています。
キレイな実家で家族4人で暮らせる日がくると良いですね。
「母を片づけたい」のネタバレが面白かった人におすすめ
「母を片づけたい」は、汚屋敷住人兼毒親の母親を持つあがさが、掃除や整理整頓の方法を身につけながら、母親のトラウマを解毒していく漫画でした。
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