「母がしんどい」は田房永子さんの幼少期から結婚、出産までを描いたコミックエッセイです。
今回は「 母がしんどい 」をネタバレありであらすじを解説し、結末までの感想をまとめます。
漫画のポイント
- 「面白くて明るいお母さん」に見える母
- 母親は子供がすべて共感・同意しないと気が済まない
- エイコの結婚すらまともに祝えない両親
この環境から抜け出せたエイコは本当にすごい!毒親にいま苦しんでいる人にぜひ読んでほしい漫画です
ここから先は詳細なネタバレを含みます。
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母がしんどいの最終話、漫画の結末ネタバレ感想
4章に分けて解説していきます!
母がしんどいの最終話、漫画の結末ネタバレ感想 1章:お母さん絶好調
エイコのお母さんは楽しくてひょうきんものでした。他と違うのはお母さんはとても機嫌が変わりやすく、気に入らないことがあると烈火の如く怒りだすことがあるところです。
幼少期からお母さんはエイコ のことを事あるごとに否定しました。大学受験の当日エイコが歩いて出ようとすると、お母さんはタクシーに乗れと命令します。
エイコがしぶしぶタクシーに乗って出発し後ろを振り返ると、お母さんが角材を持って追いかけてきていました。
そんな状態でエイコは受験に落ちてしまいます。予備校に通うことにしましたが、四年も親に学費を払ったことを責められることが嫌で、2年で卒業できる短大を受験することを決めるのでした。
エイコのお母さんは、事情を知らなければ少し変わっているだけのお母さんなんだろうけど、育てられる本人からすれば相当きついね…
母がしんどいの最終話、漫画の結末ネタバレ感想 2章:家からの脱出
エイコが一人暮らしをすることをお母さんに伝えると、お母さんは「短大まで行かせてもらったのにくだらないことを言うな」と怒鳴ります。
そんなある日、エイコはお母さんとの同居に限界を感じ、彼氏の太郎との同棲を開始しました。
一年がたつ頃、太郎はエイコのことを「ブタ」と呼び、エイコを否定するようになっていました。太郎もまたお母さんと同じくエイコを支配する毒彼だったのです。
太郎との結婚の話も出るころには、エイコはイラストの仕事がもらえるようになっており、公私順調なはず。なのにエイコの頭にはいつも「死にたい」という声が聞こえてくるのでした。
疲れ果てたエイコは太郎と別れ、一人暮らしを始めました。
太郎のクズっぷりがヤバイ。毒親の影響で毒夫にはまる悪循環、あるあるだよね。私も借金、酒、暴言、問題だらけの父を持っていて毒彼と付き合っていたからわかるよ~
母がしんどいの最終話、漫画の結末ネタバレ感想3章:父の手紙の内容
エイコはタカちゃんという穏やかで優しい青年と付き合うようになりました。タカちゃんとの生活は、どちらが主導権をにぎることもなく穏やかで幸せな日々が続きます。
エイコは母親とカフェに行く仲になり、父親とはメールをするようになっていました。
エイコはタカちゃんとの結婚を決めましたが、お母さんが結婚式をめちゃくちゃにするのではないかと心配でなりません。結婚式当日、厳粛な和装の結婚式の中でエイコの両親はおしゃべりを続けるのでした。結婚式を壊されたエイコは怒り、両親と大喧嘩をします。
その後エイコの妊娠が発覚し、エイコは両親に再び連絡を取るようになりました。妊娠の報告を聞いた母親から聞かれたのは「中絶の経験はある?」という一言。
妊娠報告に対して中絶経験を聞くなんて、外道すぎる!!!
そして父からの手紙を受け取りました。手紙を読むと
「子どもができたこと、おめでとうございます。
自分が本家の長男なので家系が続くことを嬉しく思いますが、あなたの幸せを願って子どもを産むことを無理に押し付けませんでした。
あなたには親の気持ちが理解できません。
私たちはエイコの自由を許していませんし、エイコの行き過ぎた行動には腹が立ちました。
私達も未熟な親ですが、私たちが一生親子であることは変わりありません。
親のありがたみは親が死なないとわからないでしょう。」
このようなことが書かれており、エイコは震え上がります。
父からのエイコは一生自分のモノ宣言は怖すぎ…。漫画の内容は本当に受け取ったものをそのまま書いてるらしいけど、嘘であってほしいよ
エイコは両親の存在に苦しめられつづけるのでした。
母がしんどいの最終話、漫画の結末ネタバレ感想4章 幸せ
エイコは両親との連絡を絶ちました。それでもイライラし、タカちゃんに怒りをぶつけてしまう毎日です。
エイコはこのままでは母親のようになり子供に辛い思いをさせてしまうと気が付き、出産までにヒステリーを治す決意をしました。
精神科医の元に訪れたエイコは、自分の生まれ育ちと現状を相談します。そして医師から言われたのは「とんでもない親にとんでもない教育を受け、そこから逃れようと自分で戦ってきたあなたは立派だ」ということ。
病院でエイコに治療は必要ないと診断を受け、エイコの心は軽くなるのでした。
エイコ、良かった…!病院の先生も優しく諭してくれて本当に素敵!
残念ながらエイコは流産してしまいましたが、解毒は進み両親のことを冷静に考えられるようになりました。
エイコはようやく自分のことを自分で味方にできるようになったのでした。
母がしんどい最終話、結末の感想、漫画の ネタバレあり
「しんどい」の一言では表せないほどエイコは辛かったに違いありません。
子どものころは親が絶対で、苦しくてもしんどくても耐えるしかないよね…。エイコ、一人でよく頑張ったね
太郎という毒彼に引っかかってしまったときはハラハラしましたが、ステキな伴侶に恵まれたことで解毒されて本当に良かったです。
エイコは強い人間で、うつ病にもならず自分で戦い抜きました。お母さんほどの強烈な過干渉をする親を持てば心を病んでしまってもおかしくありません。(私の小学校の時の親友は中学生の時に鬱になり失踪、今でも連絡が取れません…)
エイコはその後第一子を出産したとあとがきに書かれていました。不幸の連鎖を止められるように、お母さんがエイコの子供に関わらないことを願っています。
母がしんどいの最終話、漫画の結末ネタバレ感想がおもしろかった人にオススメ
「母がしんどい」は毒親エピソードが詰め込まれた解毒を描いたコミックエッセイでした。
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毒親と言っても親と完全に縁を切るのは難しく、毒親との関係をどうするか悩みますよね。
私は必要最低限のみ郵便で連絡を取っています。Lineも繋がってはいるのですが、通知が来ても1週間以上開けてから返事をします。
毒親マンガでオススメなのは「母は汚屋敷住人」です。
幼い時からゴミだらけの家で育ち、時には虫入りのご飯まででてきた壮絶な生活が面白おかしく描かれています。実話なのが恐ろしいところ…。
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母は汚屋敷住人のネタバレありの結末感想!高嶋あがさ作品ブログ感想文
もしかしたら自分も毒親になっているかもしれない、毒親育ちなのかもしれないと悩む方は毒親マンガを読んで状況を冷静に見つめてみましょう。
親も人間なので悪いところがあって当然ですが、毒になるほどの人はそうそういません。
私も自分の親を毒親と呼ぶことに抵抗がありましたが、体験談を読んで確信できました。
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毒親漫画エッセイ無料まとめ、ネタバレあり!毒親育ちの解毒を応援【ゆがみちゃん、毒親サバイバル他】
また太郎のような毒彼、毒親育ちの人はつい引っかかってしまうんですよね。
毒夫やダメ彼に巻き込まれ「普通」の感覚がわからなくなっている人に向けて、毒夫・問題アリ彼氏が描かれた無料漫画をまとめています。
自分の状況を客観的に見つめなおすことは解毒に繋がりますよ。