「ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望」はレタスクラブ連載のフィクションエッセイ漫画です。
主人公サキがママ友のリエからいじめを受ける姿は非常にリアル。
結末まで読んだ私の感想をまとめ、最終回のその先はどうなるのかをネタバレありで考察していきます。
漫画のポイント
- 仲の良かったはずのママ友から突然無視をされる
- 子供がいじめられないように必死で取り繕うリエ
- いじめっこがいじめのターゲットに、いじめは順番性
- 優しくしたらどこまでもつけあがる元いじめっ子
ここから先は詳細なネタバレを含みます。
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ママ友がこわいのネタバレありの30秒でわかるあらすじ
ママ友がこわいのあらすじをまとめます。
- サキとリエは幼稚園の同級生の子供を持つママ友。
- リエは元々サキと仲が良かったのだが、ある時からサキがリエを無視するようになった。
- サキは自分が原因で子供がいじめられないようにと、リエからの嫌がらせを我慢する日々。
- サキはリエとの決別を誓い、忙しくも充実した日々を送りリエの嫌がらせが気にならなくなる
- リエが他のママ友から仲間外れにされ始めるがサキはママ友のいじめには加わらずリエを助ける
- 心の中ではリエを許せないが、卒園までの仲だと割り切り付き合うことに決めていたサキ
- サキとリエが同時期に妊娠して、また子供が同級生になってしまった
「ママ友がこわい」を結末まで読んだネタバレ感想
ママ友の間で繰り広げられるいじめや嫌がらせが非常にリアルで面白かったです。グループのボスを中心にいじめがおこり、ターゲットが移り変わる様子はあるあるで、未就学児の子を持つ母親は恐怖を感じながら読んだはず。
サキがいじめに屈さず、また仕返しもしない姿は非常にカッコよく、充実した生活を手に入れるまでの成長の物語でもありました。
終盤にリエが苦しむ姿で、勧善懲悪のスカッとした気分を読者に味合わせた後に、先がリエと再び同学年の子を持つラストで絶望を味合わせるどんでん返しはさすが野原広子作品です。
「ママ友がこわい」のネタバレ考察 どこか鈍感な主人公サキ
主人公のサキはどこか鈍く、相手が忙しい時間帯に買い出しの確認の電話をかけたり、不妊治療にについて相手の状況も考えずに「必死」と批判したりなど気遣いが足りないシーンが所々に見られました。
サキは美人なので周りからチヤホヤされ、少しの失敗も許してもらいながら過ごしてきたのでしょう。そんなところがリエの嫉妬や怒りをかったのだと想像できます。
すこし鈍感で生まれながらに恵まれていたサキですが、ママ友に飲み込まれない強さと成長を見せることで「いじめのかわいそうな被害者」で終わらないカッコよさを見せてくれました。
「ママ友がこわい」のネタバレ考察 自分が世界の中心にいるのママ友リエ
リエは学校に一人はいたボスタイプの女性で、感情豊かで自己中心的。自分がサキをいじめるのは仕方ないと思っているところが正に学生の頃のいじめの感覚ですね。リエの性格が影響してリエの子まで気が強いいじめっ子気質になっているのが哀れでした。
リエは学生の頃からリーダータイプで、周りから意見されることが少なかったのでしょう。おとなしく、「自分より格下」と思っていたリエが自分よりも幸せになれることが許せなかった。
私の経験ではこのタイプの人間はいじめやけんかを頻繁に繰り返すため、いじめに対する感覚が鈍く、多少のいじめは水に流してもらえると思っています。反対にいじめられても、いじめのターゲットが次に移れば仲直りします。終盤にリエがいじめられていたのも時がたてば元のグループに戻るのでしょう。
「ママ友がこわい」のネタバレ考察 リエを取り囲むママ友もリエと同じ
リエを取り囲むママ友はクラスでも中心的なグループにいる女性たちです。
大きな笑い声 ハイテンションで オーバーリアクション
ママ友がこわい 野原広子 5話
サキがリエたちママグループを表現したこの言葉は、学生の頃に見たグループの表現としてしっくりきました。
サキはこのグループは損得勘定で付き合っていると表現していましたが、私は損得勘定だけでなく、もともと群れなければ生きていけない人たちなのだと思います。
そしてそのグループは誰かをいじめることで結束している。
ママ友グループがリエをいじめていましたが、もしこのママの子供たちが同じ小学校、中学校に通うのであれば 、このいじめと結束はターゲットを変えながら延々と続くでしょう。
「ママ友がこわい」のネタバレ考察 ママ友との正常な付き合い方を見せてくれた井上さん
リエのいじめに耐えかねて家出をしたサキに傘を貸してくれたのが井上さんでした。井上さんの子はリエやサキの子供と遊ぶタイプでないので、リエとは距離を置くことができています。
ママ友は子ども主体で出会うためリエとサキのケースのように、違うタイプの人との付き合いになります。その上ママ友との関係がが子ども同士の関いじめにつながる可能性があるので、ママ友は慎重に選ばなければなりません。
その点サキとほどよい距離間で付き合う井上さんは、読者にママ友との正しい付き合い方を見せてくれました。
「ママ友がこわい」のネタバレ考察 恐怖の結末、その後の展開を予想
義母からの2人目催促に疲れ切っていたサキですが夫のフォローにより義母との関係が良好になり、再び穏やかな家族生活が訪れます。幸せの中サキは2人目の子を妊娠するのです。
幸せに包まれたところで、産婦人科でリエと出くわしました。そしてリエはこう語りかけるのです
これからもずっと仲良くしようね、サキちゃん 私たちママ友だもんね
ママ友がこわい 野原広子
もう少しだけ我慢すれば小学校に上がり、リエとの接触を減らせる。その一点で大人の対応をしていたサキに、この事実は絶望を与えたに違いありません
私の予想するこの後の展開を書きます。
サキはことを荒げずにリエとの距離をとるために「職場から近い病院にしたい」という理由で病院を移ります。それでもリエはサキとの関係を諦めません。
ママ友グループのリエへのいじめは続いているため、リエは幼稚園で孤立したくない一心で、幼稚園で積極的に話しかけ、時にはサキの職場にもあらわれるようになっていました。
リエとサキの子供たちが幼稚園を卒業してしばらくたつ頃、2人は出産をしました。
そしてまた2人は同じ幼稚園で再開します。今度はサキはリエからいじめられることはありませんでしたが、リエが他の人をいじめのターゲットにしている姿を眺めるのでした。
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